タイアップ記事を依頼する際は、掲載媒体や料金だけでなく、企画・取材・執筆の範囲、PR表記、校正回数、修正対応、掲載URL、リンク設置、公開希望日などを事前に確認しておく必要があります。
PR会社・広告代理店がクライアント案件としてタイアップ記事を進行する場合、通常の記事掲載やプレスリリース掲載よりも、確認者や制作工程が増えることがあります。事前に条件を整理しておかないと、見積もり、制作期間、校正範囲、公開後の報告で認識違いが起きやすくなります。
この記事では、タイアップ記事を依頼するときに、PR会社・広告代理店の実務担当者が確認しておきたい注意点を整理します。
この記事の結論
- ✓ タイアップ記事は、企画・取材・執筆・校正の範囲を最初に確認する
- ✓ 料金は、掲載費だけでなく制作費・撮影費・修正対応も含めて見る
- ✓ PR表記・広告表記の扱いは、クライアントへ事前に説明しておく
- ✓ 校正回数、修正範囲、公開後修正の可否を確認する
- ✓ 掲載URLをクライアント報告に使う場合は、掲載期間やURL共有方法も確認する
タイアップ記事とは
タイアップ記事とは、広告主やクライアントと媒体が連携し、商品・サービス・企業情報などを記事形式で紹介する広告メニューです。媒体によっては、企画立案、取材、撮影、執筆、編集、校正まで含まれる場合があります。
通常のプレスリリース掲載や原稿支給型の記事掲載と比べると、媒体側の制作・編集関与が大きくなることがあります。そのため、記事としての読みやすさや訴求力を高めやすい一方で、制作期間や料金、確認フローも増えやすくなります。
タイアップ記事が検討される場面は以下です。
- ✓ 商品・サービスの背景やストーリーを詳しく伝えたい
- ✓ 媒体の読者に合わせた切り口で紹介したい
- ✓ インタビューや取材を含めて記事化したい
- ✓ ブランド訴求や認知形成を目的にしたい
- ✓ クライアントの営業資料や報告資料にも使える掲載URLが欲しい
一方で、短納期で掲載URLだけが必要な場合は、タイアップ記事よりも原稿支給型のニュースサイト掲載やプレスリリース掲載の方が向いている場合があります。
依頼前に制作範囲を確認する
タイアップ記事で最初に確認すべきなのは、媒体側がどこまで制作に関わるかです。媒体によって、企画提案まで行う場合もあれば、広告主側の支給原稿を整えるだけの場合もあります。
依頼前には、以下を確認します。
- ✓ 企画案は媒体側が作るのか
- ✓ 構成案や見出し案は誰が作るのか
- ✓ 取材やインタビューは含まれるのか
- ✓ 撮影は含まれるのか
- ✓ 原稿執筆は媒体側か、広告主側か
- ✓ 編集部による整文・校正は含まれるのか
- ✓ 公開までの標準スケジュールは何営業日か
制作範囲を曖昧にしたまま見積もりを進めると、後から「取材は別料金」「撮影は含まれない」「原稿は広告主側で準備」といった認識違いが発生することがあります。
料金で確認したい項目
タイアップ記事の料金は、掲載費だけでなく、制作費、取材費、撮影費、編集費、校正対応、二次利用などによって変わることがあります。
料金を確認するときは、以下を見ておくと安心です。
- ✓ 掲載費はいくらか
- ✓ 企画費・構成費は含まれるか
- ✓ 取材費・撮影費は含まれるか
- ✓ 原稿制作費は含まれるか
- ✓ 校正回数は何回まで料金内か
- ✓ 追加修正に費用がかかるか
- ✓ 掲載期間やアーカイブ期間はどうなるか
- ✓ 請求書払い・カード決済に対応しているか
PR会社・広告代理店がクライアントへ見積もる場合、単に「掲載費」として説明するのではなく、制作範囲と料金内訳をセットで確認しておくことが重要です。
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PR表記・広告表記を確認する
タイアップ記事は広告主の依頼に基づく記事であるため、PR表記や広告表記が付くのが一般的です。媒体によって、「PR」「広告」「Sponsored」「タイアップ」などの表記が使われることがあります。
PR会社・広告代理店側では、クライアントに対して、表記の有無や表示位置を事前に説明しておく必要があります。
- ✓ PR表記や広告表記が付くか
- ✓ 表記は記事タイトル付近に表示されるか
- ✓ 表記名は何になるか
- ✓ クライアントが表記を了承しているか
- ✓ 掲載後に表記変更を求めない前提になっているか
- ✓ 読者に広告・PR記事であることが分かる形か
PR表記は、媒体の信頼性や読者への透明性に関わる重要な要素です。クライアントが「広告っぽく見せたくない」と希望する場合でも、媒体方針として表記が必要なケースがあることを説明しておくと安心です。
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校正回数・修正範囲を確認する
タイアップ記事では、公開前にクライアント確認や修正対応が発生します。特に取材・執筆込みの記事では、どこまで修正できるのか、何回まで校正できるのかを事前に確認しておく必要があります。
校正について確認したい項目は以下です。
- ✓ 初校・再校など校正回数は何回までか
- ✓ 事実確認の修正は可能か
- ✓ 表現や構成の大幅修正は可能か
- ✓ クライアント都合の大幅修正に追加費用がかかるか
- ✓ 公開直前の修正期限はいつか
- ✓ 公開後の修正対応は可能か
- ✓ 修正依頼の窓口は誰になるか
媒体制作型の記事では、広告主側が完全に自由編集できるとは限りません。媒体の編集方針や表現ルールがあるため、クライアントには「事実確認はできるが、媒体表現として調整される場合がある」ことを伝えておくと進行しやすくなります。
取材・撮影がある場合の注意点
タイアップ記事では、取材や撮影が含まれる場合があります。その場合、日程調整、取材対象者、撮影場所、使用画像、掲載許諾などを事前に整理する必要があります。
取材・撮影で確認したい項目は以下です。
- ✓ 取材対象者は誰か
- ✓ 取材日時・場所は確定しているか
- ✓ オンライン取材か対面取材か
- ✓ 撮影の有無と撮影カット数
- ✓ 撮影場所の許可が取れているか
- ✓ 写真に写る人物の掲載許諾があるか
- ✓ 取材後の原稿確認フローが決まっているか
取材対象者が役員や外部パートナーの場合、日程調整に時間がかかることがあります。公開希望日が決まっている場合は、取材日程と校正期間を含めて逆算することが重要です。
リンク設置とリンク属性を確認する
タイアップ記事では、商品ページ、サービスページ、キャンペーンページ、資料請求ページ、問い合わせページなどへリンクを設置したい場合があります。リンク設置の可否や本数、リンク属性は媒体ごとに異なります。
確認したい項目は以下です。
- ✓ リンクは何本まで設置できるか
- ✓ リンク先ページの確認が必要か
- ✓ nofollowやsponsored属性が付くか
- ✓ アンカーテキストの指定はできるか
- ✓ SEOリンク獲得だけを目的にした依頼に見えていないか
- ✓ クライアントへリンク属性の説明ができているか
タイアップ記事は、読者に商品やサービスを理解してもらうための記事広告です。リンク設置は重要ですが、SEOリンク獲得だけを成果物として説明しない方が安全です。
掲載URL・掲載期間・アーカイブ条件を確認する
タイアップ記事をクライアント報告に使う場合、掲載URLの扱いも重要です。公開後に記事単体URLが発行されるか、掲載期間が限定されるか、アーカイブとして残るかを確認しておきます。
- ✓ 記事単体のURLが発行されるか
- ✓ 掲載日・記事タイトル・媒体名が確認できるか
- ✓ 掲載期間は限定されているか
- ✓ 掲載終了後もアーカイブとして残るか
- ✓ 公開後にURLをいつ共有できるか
- ✓ クライアント報告書やメールに貼りやすいURLか
掲載URLを納品物として扱う場合、公開後のURL共有タイミングや掲載期間を事前に確認しておくと、クライアント報告がスムーズになります。
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短納期案件では向き不向きがある
タイアップ記事は、企画・取材・執筆・校正が含まれる場合があるため、短納期案件には向かないことがあります。たとえば、今日中や明日までに掲載URLが必要な案件では、制作込みのタイアップ記事ではなく、原稿支給型の掲載相談の方が現実的です。
短納期案件では、以下を確認します。
- ✓ 取材・撮影なしで進められるか
- ✓ 原稿支給で掲載できるか
- ✓ 掲載可否確認にどの程度時間がかかるか
- ✓ 公開希望日までに校正が完了するか
- ✓ 決済・請求条件が間に合うか
急ぎで掲載URLが必要な場合は、原稿・画像・リンク先を揃えたうえで、特急掲載相談が可能かを確認する方が適しています。
クライアントへの説明文例
タイアップ記事を提案する場合、制作範囲やPR表記、校正範囲を事前に説明しておくと、進行がスムーズです。
クライアント向け説明文例
タイアップ記事は、媒体と連携して商品・サービス・企業情報を記事形式で紹介する広告メニューです。媒体によっては、企画、取材、撮影、執筆、編集が含まれる場合があります。PR表記や広告表記が付くことが一般的で、校正回数や修正範囲、公開までの期間は媒体条件によって異なります。掲載URLを報告用に使用する場合は、公開後に記事URLを共有します。
NEW'S VISIONでの記事掲載相談について
NEW'S VISIONでは、企業・団体のプレスリリースや告知情報、PR記事掲載、原稿支給によるニュースサイト掲載の相談を受け付けています。PR会社・広告代理店経由のクライアント案件、掲載URLを報告用に使いたい案件、複数本・継続掲載の相談にも対応しています。
掲載可否は編集部確認後の判断となります。原稿内容、画像素材、リンク先、希望公開日などにより、修正や追加確認が必要になる場合があります。
掲載条件・料金・入稿方法を確認する
記事広告、PR記事掲載、ニュースサイト掲載、プレスリリース掲載の料金や進行条件については、以下の案内ページをご確認ください。