導入事例、受賞、認定、ランキング掲載、導入社数突破などのプレスリリースをニュースサイトに掲載する場合、実績を分かりやすく伝える一方で、根拠資料、掲載許諾、ロゴ使用、関係者確認、数値表現の扱いに注意する必要があります。

PR会社・広告代理店がクライアント案件として進行する場合、実績表現はクライアントにとって訴求力が高い一方で、根拠が不明確なまま掲載すると、読者に誤認を与える可能性があります。導入企業名、受賞名、認定ロゴ、担当者コメントなどを使う場合は、関係者の確認も必要です。

この記事では、導入事例・受賞・認定リリースをニュースサイト掲載するときに、PR会社・広告代理店の実務担当者が確認しておきたいポイントを整理します。

この記事の結論

  • ✓ 導入事例では、企業名・ロゴ・担当者コメントの掲載許諾を確認する
  • ✓ 受賞・認定リリースでは、受賞名・主催団体・認定条件を正確に整理する
  • ✓ 導入社数、満足度、改善率などの数値表現には根拠が必要
  • ✓ 実績を一般的な成果保証のように見せない表現にする
  • ✓ 関係企業が複数ある場合は、確認期間を含めて進行する

導入事例・受賞・認定リリースで確認が必要な理由

導入事例や受賞・認定リリースは、企業やサービスの信頼性を伝えやすいテーマです。導入企業名、受賞歴、認定マーク、ランキング、実績数値などを掲載することで、読者に実績を分かりやすく伝えることができます。

一方で、これらの情報は第三者や関係企業が関わることが多く、掲載前の確認が重要になります。クライアント企業だけでなく、導入先企業、受賞主催団体、認定機関、調査会社などの確認が必要になる場合があります。

掲載相談前には、以下のような点を整理しておくと進行しやすくなります。

  • ✓ 導入企業名を掲載してよいか
  • ✓ 導入企業のロゴを使用してよいか
  • ✓ 担当者コメントの掲載許諾があるか
  • ✓ 受賞名・認定名・主催団体名が正確か
  • ✓ 受賞ロゴや認定マークの使用条件を確認しているか
  • ✓ 実績数値やランキング表現に根拠があるか
  • ✓ 成果保証のように読める表現になっていないか

導入事例で確認したい掲載許諾

導入事例のプレスリリースでは、導入企業名、導入背景、利用目的、導入後の変化、担当者コメントなどを掲載することがあります。これらは説得力のある情報ですが、掲載前に関係者の許諾確認が必要です。

特に確認したい項目は以下です。

  • ✓ 導入企業名をニュースサイト掲載に出してよいか
  • ✓ 導入企業のロゴを掲載してよいか
  • ✓ 担当者名・役職・部署名を掲載してよいか
  • ✓ 担当者コメントの文面確認が完了しているか
  • ✓ 導入背景や利用目的を公開してよいか
  • ✓ 導入成果の数値を掲載してよいか
  • ✓ 導入企業側の広報・法務確認が済んでいるか

導入事例は、クライアント企業だけで完結しないことが多いテーマです。導入先企業の確認が必要な場合は、公開希望日から逆算して、確認期間を確保しておくことが重要です。

成果数値・改善率・導入社数の根拠を確認する

導入事例や実績リリースでは、「導入社数○社突破」「作業時間を○%削減」「売上が○%向上」「満足度○%」などの数値表現が使われることがあります。

数値表現は説得力がありますが、根拠が不明確なまま掲載すると、読者に誤認を与える可能性があります。

掲載前には、以下を確認します。

  • ✓ 数値の集計期間はいつか
  • ✓ 集計対象は誰か、どの企業か
  • ✓ 導入社数の定義は明確か
  • ✓ 削減率・改善率の算出方法を説明できるか
  • ✓ 平均値なのか、特定事例なのか
  • ✓ 自社調べの場合、その旨を記載できるか
  • ✓ 読者が同じ成果を得られると誤解しない表現になっているか

たとえば、ある導入企業で得られた成果を、すべての企業に共通する効果のように表現するのは避ける必要があります。「導入企業の一例として」「特定条件における結果として」など、範囲を明確にすることが重要です。

受賞・認定リリースで確認したいこと

受賞や認定のプレスリリースでは、受賞名、認定名、主催団体、評価内容、対象期間、受賞理由などを正確に整理する必要があります。

掲載前には、以下を確認します。

  • ✓ 受賞名・認定名が正式名称か
  • ✓ 主催団体・認定機関名が正確か
  • ✓ 受賞対象の商品・サービス・企業名が明確か
  • ✓ 受賞日・認定日・対象期間が正確か
  • ✓ 受賞理由や評価内容を掲載してよいか
  • ✓ 受賞ロゴ・認定マークの使用条件を確認しているか
  • ✓ 主催団体側の表記ルールに沿っているか

受賞・認定の表現では、受賞範囲や評価対象を過度に広げて見せないことが重要です。特定部門での受賞である場合は、部門名や対象範囲を明確にした方が、読者に誤解を与えにくくなります。

ランキング・No.1表現の注意点

導入事例や受賞・認定リリースでは、「ランキング1位」「満足度No.1」「導入実績No.1」「ユーザー評価No.1」などの表現が使われることがあります。

これらの表現を使う場合は、調査条件や対象範囲を明確にする必要があります。

  • ✓ 調査主体は誰か
  • ✓ 調査期間はいつか
  • ✓ 調査対象者は誰か
  • ✓ 比較対象の商品・サービスは何か
  • ✓ ランキングの対象範囲は全国か、地域限定か、特定カテゴリ内か
  • ✓ 「No.1」の根拠資料があるか
  • ✓ 注記を入れる必要があるか

根拠が不十分な場合は、「No.1」や「1位」といった表現を避け、「高い評価を得た」「多くの支持を集めている」など、表現を調整することも検討します。

関係企業・団体が複数ある場合の進行管理

導入事例、受賞、認定リリースでは、関係者が複数になることがあります。導入先企業、共同開発企業、受賞主催団体、認定機関、調査会社、提携先などが関わる場合、確認フローが複雑になります。

PR会社・広告代理店側では、以下を確認しておくと進行しやすくなります。

  • ✓ 誰が最終確認者か
  • ✓ 導入先企業や提携先の確認が必要か
  • ✓ ロゴやコメントの確認先はどこか
  • ✓ 主催団体や認定機関の表記ルールがあるか
  • ✓ 確認に何営業日かかるか
  • ✓ 公開希望日までに全確認が完了するか

関係者が多い案件では、原稿完成後に確認を始めると公開希望日に間に合わない可能性があります。掲載URLが必要な日が決まっている場合は、早めに確認フローを整理することが重要です。

画像・ロゴ・認定マークの使用条件

導入事例や受賞・認定リリースでは、ロゴ、認定マーク、受賞バナー、担当者写真、導入先企業の写真、表彰式写真などを使うことがあります。画像やロゴは信頼感を高めますが、使用条件の確認が必要です。

掲載前には、以下を確認します。

  • ✓ 導入企業ロゴを使用してよいか
  • ✓ 受賞ロゴや認定マークの使用条件を確認しているか
  • ✓ ロゴのサイズ、余白、背景色などのルールがあるか
  • ✓ 表彰式写真や担当者写真の掲載許諾があるか
  • ✓ 写真に第三者や個人情報が写り込んでいないか
  • ✓ 画像の使用期限が設定されていないか

ロゴや認定マークは、使用ルールが細かく決められている場合があります。クライアント支給画像であっても、ニュースサイト掲載に使ってよいか確認しておきましょう。

リンク先ページとの整合性を確認する

導入事例・受賞・認定リリースでは、リンク先ページの内容も確認しておく必要があります。原稿本文で説明している実績や受賞内容と、リンク先ページの情報が異なると、読者に誤解を与える可能性があります。

掲載前には、以下を確認します。

  • ✓ 導入事例ページや受賞ページが公開済みか
  • ✓ 原稿内の企業名・受賞名・数値とリンク先が一致しているか
  • ✓ リンク先に強すぎる成果保証表現がないか
  • ✓ 受賞ロゴや認定マークの表示条件に問題がないか
  • ✓ 問い合わせページや資料請求ページが正常に動作するか
  • ✓ 掲載後すぐにリンク先が削除される予定ではないか

原稿だけでなく、リンク先ページも含めて確認しておくことで、掲載後の修正や問い合わせ対応を減らしやすくなります。

PR会社・広告代理店が入稿前に確認したい項目

導入事例・受賞・認定リリースを掲載相談する前には、以下を整理しておくと進行しやすくなります。

  • ✓ 導入企業名、ロゴ、コメントの掲載許諾があるか
  • ✓ 導入成果や実績数値の根拠があるか
  • ✓ 受賞名、認定名、主催団体名が正式名称か
  • ✓ 受賞ロゴ・認定マークの使用条件を確認しているか
  • ✓ ランキングやNo.1表現の調査条件が明確か
  • ✓ 関係企業や団体の確認フローを把握しているか
  • ✓ リンク先ページと原稿内容が一致しているか
  • ✓ 実績を成果保証のように見せていないか
  • ✓ 掲載可否が媒体判断になることをクライアントに説明しているか

用途別の掲載注意点をまとめて確認したい場合は、以下の記事も参考になります。

クライアントへの説明文例

導入事例・受賞・認定リリースでは、掲載許諾や実績表現について、クライアントに事前確認を依頼することが重要です。

クライアント向け説明文例

導入事例・受賞・認定リリースのニュースサイト掲載では、導入企業名、ロゴ、担当者コメント、実績数値、受賞名、認定マーク、ランキング表現などについて、掲載前に確認が必要になります。関係企業や主催団体の掲載許諾、根拠資料、ロゴ使用条件によっては、追加確認が発生する場合があります。希望公開日がある場合は、関係者確認の期間を含めて進行することをおすすめします。

NEW'S VISIONでの掲載相談について

NEW'S VISIONでは、企業・団体のプレスリリースや告知情報を、ニュース記事形式で掲載する相談を受け付けています。導入事例、受賞、認定、ランキング掲載、導入社数突破、実績発表などについても、原稿内容や画像素材を確認したうえで掲載可否をご案内します。

掲載可否は編集部確認後の判断となります。実績表現、根拠資料、画像素材、リンク先、希望公開日などにより、修正や追加確認が必要になる場合があります。

掲載条件・料金・入稿方法を確認する

プレスリリース掲載の料金、進行条件、原稿支給時の確認事項については、以下の案内ページをご確認ください。

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