PR会社・広告代理店がクライアント案件として、継続的にプレスリリース掲載やニュースサイト掲載を依頼する場合、単発掲載とは異なる管理が必要になります。毎月の掲載本数、原稿支給のタイミング、画像素材、リンク先URL、掲載可否、掲載URLの報告、請求・決済条件を整理しておかないと、運用が属人化しやすくなります。

継続掲載は、掲載先を毎回探す手間を減らし、掲載URLを月次報告やクライアント共有に使いやすくする一方で、掲載可否や原稿品質、未消化分の扱い、解約条件などを事前に確認しておく必要があります。

この記事では、継続的にプレスリリース掲載を依頼するときに、PR会社・広告代理店の実務担当者が確認すべき注意点を整理します。

この記事の結論

  • ✓ 継続掲載では、毎月の掲載本数・入稿予定・掲載URL管理を先に決める
  • ✓ 原稿・画像・リンク先の支給ルールを統一すると運用しやすい
  • ✓ 掲載可否は各原稿ごとに媒体確認後の判断となる
  • ✓ 月額パックを使う場合は、未消化分・繰越・解約条件を事前に確認する
  • ✓ 掲載URLは、クライアント別・月別・案件別に整理しておく

継続掲載が向いているケース

継続的なプレスリリース掲載は、毎月複数本の発表や告知があるクライアント、複数クライアントを抱えるPR会社、月次報告で掲載URLを整理したい広告代理店に向いています。

継続掲載が向いているケースは以下です。

  • ✓ 毎月複数本のプレスリリース掲載案件がある
  • ✓ クライアント報告用の掲載URLを継続的に用意したい
  • ✓ PR TIMES以外のニュースサイト掲載先も確保したい
  • ✓ 原稿支給型の掲載フローを標準化したい
  • ✓ 月次報告で掲載実績を整理したい
  • ✓ 複数クライアントの掲載案件をまとめて管理したい

一方で、年に数本程度の掲載しかない場合や、企画・取材・制作型の記事広告が中心の場合は、単発掲載や編集部サポート付きのプランの方が合う場合があります。

毎月の掲載本数を見積もる

継続掲載を検討する場合、まず毎月どの程度の掲載本数が発生するかを見積もります。月1本程度なのか、月3〜5本程度あるのか、クライアントごとに本数が変動するのかによって、適した運用が変わります。

確認したい項目は以下です。

  • ✓ 月に何本程度の掲載案件があるか
  • ✓ 単発案件か、毎月継続する案件か
  • ✓ 複数クライアントで合算して本数があるか
  • ✓ 繁忙期と閑散期で本数に差があるか
  • ✓ 急ぎ案件が多いか、通常進行でよいか
  • ✓ 原稿支給で進められる案件が多いか

月に3本以上の掲載案件が継続的に発生する場合は、単発掲載だけでなく、月額型の掲載枠やサブスク型のプランを検討しやすくなります。

原稿支給ルールを統一する

継続掲載では、毎回の入稿形式がバラバラだと確認作業が増えます。原稿支給で進める場合は、本文原稿、タイトル案、画像素材、リンク先URL、希望公開日を一定の形式で揃えるルールを作っておくことが重要です。

入稿時に揃えたい項目は以下です。

  • ✓ 本文原稿
  • ✓ タイトル案
  • ✓ メイン画像
  • ✓ 本文内画像
  • ✓ 画像の使用許諾確認
  • ✓ リンク先URL
  • ✓ 希望公開日
  • ✓ 掲載URLが必要な期限
  • ✓ クライアント確認者
  • ✓ 掲載後のURL報告先

入稿ルールを固定しておくと、複数クライアントや複数本の掲載案件でも、確認漏れを減らしやすくなります。

掲載可否は毎回確認が必要

継続掲載であっても、すべての原稿が無条件で掲載できるわけではありません。掲載可否は、各原稿ごとに媒体側で確認されます。月額契約や継続相談がある場合でも、内容や表現、画像素材、リンク先によっては修正や追加確認が必要になることがあります。

掲載可否確認で見られやすい項目は以下です。

  • ✓ 媒体方針に合う内容か
  • ✓ 読者に誤認を与える表現がないか
  • ✓ 効果効能を断定する表現がないか
  • ✓ No.1、最安、最高、業界初などの根拠があるか
  • ✓ 画像素材の権利確認ができているか
  • ✓ リンク先ページに問題がないか
  • ✓ PR表記や広告表記の前提に問題がないか

クライアントには、「継続掲載枠があること」と「各原稿が必ず掲載できること」は別であると説明しておく必要があります。

掲載可否の説明に使える記事
掲載可否や修正可能性を事前に伝える説明文例

掲載URLをクライアント別・月別に管理する

継続掲載では、掲載URLの管理が重要です。公開後にURLを送って終わりにするのではなく、クライアント別・月別・案件別に整理しておくことで、月次報告や次回提案に活用しやすくなります。

掲載URL管理で整理したい項目は以下です。

  • ✓ クライアント名
  • ✓ 案件名・施策名
  • ✓ 掲載媒体名
  • ✓ 記事タイトル
  • ✓ 掲載日
  • ✓ 掲載URL
  • ✓ 掲載完了報告日
  • ✓ 月次報告への反映状況
  • ✓ 修正履歴
  • ✓ 備考

掲載URLは、クライアント報告、自社サイト、SNS、営業資料などで活用されることがあります。後から探し直さなくて済むように、公開直後に管理表へ記録しましょう。

クライアント別のURL整理を確認する
クライアント別に掲載URLを整理するときの管理項目

未消化分・繰越・解約条件を確認する

月額型の掲載パックや継続掲載メニューを使う場合は、未消化分、翌月繰越、解約条件、自動更新条件を必ず確認します。ここを曖昧にしたままクライアントへ提案すると、後から認識違いが起きやすくなります。

確認したい項目は以下です。

  • ✓ 月に何本まで相談できるか
  • ✓ 未消化分の返金があるか
  • ✓ 翌月への繰越があるか
  • ✓ 解約連絡の締め日はいつか
  • ✓ 自動更新の条件はどうなっているか
  • ✓ 決済方法によって条件が異なるか
  • ✓ 対象となる掲載プランの範囲はどこまでか

月額型の掲載枠は、単価だけで判断せず、運用条件まで確認することが重要です。未消化分や解約条件は、クライアント説明にも必要になります。

請求・決済条件を混同しない

継続掲載では、請求・決済条件も重要です。カード決済、請求書払い、単発掲載、月額パックが混在すると、社内管理やクライアント説明で混同しやすくなります。

管理したい項目は以下です。

  • ✓ 掲載プラン
  • ✓ 掲載料金
  • ✓ 決済方法
  • ✓ 請求書発行日
  • ✓ 入金確認状況
  • ✓ 自動更新の有無
  • ✓ 解約連絡期限
  • ✓ 次回更新日

Stripeカード決済と請求書払いでは、更新日や解約連絡の考え方が異なる場合があります。継続掲載では、案件管理表に決済方法と更新条件を記録しておくと安全です。

PR表記・リンク属性を事前に説明する

広告主やクライアントの依頼に基づくニュースサイト掲載では、PR表記や広告表記が付く場合があります。また、本文内リンクにはnofollowやsponsored属性が付く場合があります。

継続掲載では、毎回同じ説明を繰り返さなくて済むよう、初回提案時や契約前に以下を説明しておくと実務が進めやすくなります。

  • ✓ 媒体方針によりPR表記が付く場合がある
  • ✓ 掲載後にPR表記を外す前提では進めない
  • ✓ リンクにはnofollow/sponsored属性が付く場合がある
  • ✓ SEO効果や検索順位上昇を保証するものではない
  • ✓ 掲載URLは報告用実績として共有できる

PR表記やリンク属性は、媒体の信頼性や読者への透明性に関わる項目です。継続掲載ほど、事前説明を標準化しておくことが重要です。

PR表記・リンク属性の説明に使える記事
PR表記・nofollowをクライアントに説明する文例

継続掲載で避けたい説明

継続掲載を提案する際は、掲載保証や成果保証に見える表現を避ける必要があります。月額契約や継続相談がある場合でも、各原稿の掲載可否は媒体確認後の判断であり、PVや問い合わせ数、検索順位を保証するものではありません。

避けたい表現は以下です。

  • ✓ 契約すれば必ず毎月掲載できます
  • ✓ どんな原稿でも掲載できます
  • ✓ SEO効果があります
  • ✓ 被リンク効果が期待できます
  • ✓ 掲載すれば問い合わせが増えます
  • ✓ 検索順位が上がります

代わりに、「原稿支給型のニュースサイト掲載を継続的に相談できる」「掲載可否は各原稿ごとに媒体確認後の判断」「掲載後URLを月次報告などに活用できる」といった表現を使う方が安全です。

継続掲載を始める前のチェックリスト

継続的にプレスリリース掲載を依頼する前に、以下を確認しておくと運用しやすくなります。

継続掲載チェックリスト

  • ✓ 月に何本程度の掲載案件があるか把握している
  • ✓ 原稿支給で進行できる案件が多い
  • ✓ 入稿時に必要な項目を標準化している
  • ✓ 掲載可否は毎回媒体確認が必要と説明している
  • ✓ 掲載URLをクライアント別・月別に管理できる
  • ✓ 未消化分・繰越・解約条件を確認している
  • ✓ 決済方法と更新条件を理解している
  • ✓ PR表記・リンク属性を説明済み
  • ✓ 成果保証に見える説明を避けている
  • ✓ 月次報告や掲載完了メールの運用を決めている

NEW'S VISIONでの継続掲載相談について

NEW'S VISIONでは、企業・団体のプレスリリースや告知情報、PR会社・広告代理店経由の原稿支給型ニュースサイト掲載について相談を受け付けています。掲載後は記事単体のURLを共有できるため、クライアント報告、自社サイト、SNS、営業資料などで活用しやすい形で整理できます。

複数本掲載や継続掲載を扱うPR会社・広告代理店向けに、月5本まで相談できるサブスク型の掲載パックもご案内しています。掲載可否は編集部確認後の判断となり、原稿内容、画像素材、リンク先、希望公開日、PR表記などにより、修正や追加確認が必要になる場合があります。

掲載条件・料金・入稿方法を確認する

ニュースサイト掲載、PR記事掲載、プレスリリース掲載の料金や進行条件、複数本・継続掲載の相談については、以下の案内ページをご確認ください。

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